第233章 私のはずだ、そうだろ?

ボディガードのリーダーは、傷一つなく佇む福田祐衣を見て、瞳の奥に動揺を走らせた。

彼は奥歯を噛み締め、意を決したように前に進み出た。

「福田さん、探しましたよ」

「我々は長田家の奥様から、長田社長の護衛を仰せつかっている者です。先ほど、あなたが長田社長と一緒にこの部屋へ入っていくのを、目撃した者がいるのです」

「そうですか?」

福田祐衣は依然として淡々とした表情を崩さず、むしろ口元に微かな笑みさえ浮かべていた。

「ではお聞きしますが、誰がそれを見たのですか?」

「いつ、どこで見たというのでしょう?」

ボディガードは福田祐衣の問いに言葉を詰まらせ、心臓が早鐘を打った。

「申し...

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